図解で学ぶ不動産投資

不動産投資でも陥ってしまう「コンコルド効果」

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行動経済学の用語で「コンコルド効果(サンク・コスト効果)」というものがあります。

主に、株やビジネスにおいて表現されるものですが、不動産投資にも十分に当てはまるので、ご紹介します。


「コンコルド」はイギリスとフランスが共同開発をした音速を超える旅客機です。開発途中で長い滑走路、高額な運賃、騒音などの理由で、完成しても採算がとれないことが判明しました。しかし、すでに巨額の投資をしていたために中止することができず、投資を続けた結果、損失がみるみる膨らんでしまいました。


この事例から、一度投資をしたことによって、すでに投資をした「時間や金銭がもったいない。」という心理が働き、なかなか辞めることができない現象を「コンコルド効果(サンク・コスト効果)と言われるようになりました。



コンコルド効果の様々な実例


 

コンコルド効果は、道路建設、ダム建設など高額な費用を投資し続ける公共事業の失敗理由になります。現在も、「築地市場の移転」であったり、「2020年のオリンピック」であったりと、すでに多額の投資がされてしまった事業への対策で、小池知事が大変な思いをしていますね。


もっと身近な例ですと、パチンコやカジノにお金を入れすぎて途中でやめられない心理もこの一種です。このまま続けても勝てるかわからないのですが、すでにお金を使った分を放置できないという心理が働きます。学生時代にUFOキャッチャーが取れないとわかっていてもお金を出し続けるのは、先に払ったお金がもったいないと感じるからです。さらには、男女関係においてもコンコルド効果が見られます。


高価なプレゼントや食事など、女性に対して金銭的にも時間的にも投資を続けた男性が、全く脈が無いとわかっていても投資したお金と時間を無駄にしたくないと感じその後もアプローチを続けてしまうのも、コンコルド効果なのです。


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コンコルド効果は不動産投資でも陥りやすい


 

コンコルド効果は、株式投資で損切のできない状況を説明するのによく使われます。


しかし、実際には投資全般に当てはまるもので、不動産投資も例外ではありません。


不動産会社に進められて物件を購入したが、思うように利益が上がらないということがしばしばあります。始めのうちは、家賃を下げたり改築をしたりと、空室対策を行うのですが、物件の立地条件が悪かったり、建物自体の設備が古いと、どうしても入居者が集まりにく、十分な収益が得られません。また節税目的で物件を購入したつもりが、購入物件のバランスが悪く、余計に税金がかかってしまう場合もあります。これ以上の損失を抑えるために、購入時より価格が安くなったとしても、手放すことが得策であるケースがあります。しかし、失敗するオーナーの多くは、コンコルド効果の影響で物件を手放すことができず、ズルズルと損失を重ねてしまうのです。



どのように対処すればいいのか


 

コンコルド効果への対処法として有効なのが、「早期の撤退」です。ある程度の損失を被ってしまうと、引くに引けない状態になってしまうので、大きな損失が見込まれるとわかった段階で早期の撤退をすることが効果的です。


また、第3者や専門家に意見を求めることも効果的です。1人で正しい決断ができるのは、多くの知識と経験を得ている熟練者だけだと思ってなるべく専門家に正しい判断を仰ぎましょう。また、セカンドオピニオンという言葉があるように、複数の専門家に話を聞いた上で判断するのもいいでしょう。


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