不動産メーカーのメリットと不動産仲介会社のメリット
2017年6月12日
不動産投資をする上で、どの不動産会社から物件を購入するかで不動産投資の成功確率が変わってきます。実は、不動産会社には2種類の不動産会社がいることをご存知でしょうか。
それは、『販売を中心に行っている不動産メーカー』と『仲介を中心に行っている不動産会社』です。本日は、その2種類の不動産会社のメリットとデメリットを紹介していきます。
不動産メーカーのメリット
不動産メーカーは、自社で建設やリフォームをした物件の販売を行っている会社です。その良さは、「新築やリフォーム済のきれいな物件が多い」ことです。販売会社が入居予定者のニーズを調べ予想を立てて建築したものですので、購入してからリフォームをする必要がなく、ニーズに合った物件を手に入れやすいことがメリットです。
不動産メーカーのデメリット
それでは、新しくて綺麗でニーズに合った物件を販売している不動産メーカーにどんなデメリットがあるのでしょうか。
それは、売りたい物件の紹介しかしてこないことです。不動産投資は非常に奥が深く、必ずしも新築やリフォーム済みの物件がいいとは限りません。投資家様の目的によっては、多少ボロくても駅近の中古物件の方がよい場合もあります。
しかし、不動産メーカーは投資家様の儲けを考えず、とにかく自社が儲かる物件を紹介しがちです。自分が住むために新居を購入したいのであれば、不動産メーカーに行くのもいいですが、不動産投資で成功するための物件選びであれば、自身の家を購入した感覚とは別の感覚で考えなければなりません。
不動産仲介会社のメリット
不動産仲介会社の仕事は、他の不動産会社が売りに出している物件や、インターネットに公開されている情報から物件を探し、手数料をもらうことです。
不動産メーカーと異なり、数ある物件の中からお客様の目的にあった物件を探します。特に売りたい物件があるわけではないので、投資家様の利益を第一に考えた提案ができることがメリットです。
不動産仲介会社のデメリット
不動産仲介業者の取り扱う物件は自社のコネクションで情報収集したものや、インターネットに掲載されているものです。不動産仲介会社の物件はコネクションと情報がすべてと言ってもいいでしょう。
自社のオリジナル物件を持たないために、時期によっては紹介できる物件が無いということもあります。
不動産メーカーと仲介会社の費用
不動産メーカーは自社で作った物件に儲けの利ザヤを上乗せして販売しています。その代り、仲介手数料が必要ないこともあります。
不動産仲介業者は手数料を取る代わりに、売り主に値下げ交渉なども行ってくれます。
ですから、料金に関しては販売でも仲介でも大差はないかもしれません。
どちらの不動産会社で物件の購入をすればいいのか
不動産メーカーと不動産仲介会社の違いは、保険の相談をしたい場合に「日本生命」に行くか「保険の窓口」に行くかの違いと同じです。
保険の事をある程度わかっているのであれば日本生命に行ってもいいですが、わからない時はとりあえず保険の窓口に行きますよね。それと同じで、市場にある様々な物件の中から投資家様に合った物件を探してくれるのが不動産仲介会社なので、初心者のうちは不動産仲介会社に話を聞いてみて、どの物件ならば利益を得られるかがわかるようになったら不動産メーカーに行ってみるのがいいでしょう。
もし、不動産メーカーなのか仲介会社なのかわからないのであれば、担当の営業の方に聞いてみましょう。また、メーカーだけど仲介もやっていますという会社は、より会社の利益を上げられる自社物件をメインで紹介してくる傾向にあります。
プライベートカンパニーを活用して、不動産投資をしよう!/サポート事務局・深澤宗洋